内村鑑三の代表的日本人
西郷隆盛、上杉鷹山、二宮尊徳、中江藤樹、日蓮の5人が取り上げられている。
その中でも印象に残った、中江藤樹の言葉を紹介しておこう。
天地は絶えず活動していて我々を取り巻く万物の成長には止む時はない
永遠の成長発展の法に従って休むことさえしなければ貧困は求めても訪れない
300年も前に生きた人がどうしてこれほど敬服を受けるのか?
現代の私たちは「感化」を及ぼそうとして太鼓を叩きラッパを鳴らし新聞広告を用いるなど大騒ぎしているが、真の感化とは一体何なのか?
この人物に学ぶのがよいでしょう。
望みを高くして人生を送るならば黙した人生を送ったとしても力を及ぼすことを中江藤樹から学ぶであろう。
なのでこの世界には、原則成長発展のようなものが絶えず循環していてしっかりとその流れに沿って生きていくということなのだろう。そして実際にそのように素直に想い、実行することができる動物は人間以外にいないのかもしれない。
だとすれば人間が受け持った役割をしっかり理解して行動していくべきだ。